今回は美のプロフェッショナルである「美容師」「理容師」が
毎日のように使い、命の次に大切だと言っても過言ではない「ハサミ」
【シザーズ】について少しご紹介します
シザーズの特徴
シザーズは現在日本でも、かなりの種類があります
種類の区分だけでも
コバルト合金やステンレスなど素材での分類
大きさの分類
刃腺の形状や断面図等、形状の分類
ここでは、大きさと形の分類をご紹介しますね
大きさの分類
大きさはcmではなく、インチで表示されます
ちなみに1インチは約25.4ミリ
小さいものは4.5インチ程度からあり、0.5インチ刻みで
7インチ程度まであるのが現状です
主流な大きさは5.5インチ~6.5インチ程度で
使う人の手の大きさに左右することが多いですね
何事も操作してみて、しっくりくるシザーズを選びましょう!
4.5~5インチの小さなシザーズは「顔まわり」や「えりあし」などの
細かな調整に利点がありますし
7インチ程の大きなシザーズは、一度の多くの髪の毛が切れるので時間短縮の長所があります
特に「理容師」では7インチを使う事が多いです
形状の分類
指を入れる輪の配置による種類
母指孔・薬指孔っていっても分からないですよね!?
通常のハサミを握る時に、親指を入れるところを「母指孔」
その上の輪が「薬指孔」と言います!
美容理容では、通常のハサミの握り方とは違い、上の輪には「薬指」を入れるんです
その輪の配置が、眼鏡上の物を【メガネタイプ】
輪が前後に少ズレているタイプを「オフセットタイプ」と呼びます
刃線(刃の形)よる種類
シザーズの切れる刃の部分(刃線)が、どういった形状になっているか
直刃・・・その名の通り、刃線が真っすぐな形状です。髪の毛を逃がすことなくシッカリとカットするメリットがありますが、逆に髪を逃がしにくくするデメリットもある。現在では目にするのが少ないですね
笹刃・・・凸に膨らみを持たせたカーブ状の刃線です。髪の毛を逃がしながらカットできるので、ドライカット等に向いている。最終的な質感調整が得意なシザーズです
柳刃・・・直刃と笹刃の中間にあたります。現在はこのタイプがウェット用のシザーズでは主流でしょうか。オールマイティーなシザーズです
まとめ
どうだったでしょうか?
シザーズの種類と言っても様々な分類があるんですね
今回ご紹介した以外にも、「材質」の分類
コンベックスやスカンジ・フラットなどの刃の断面形状での分類
あとは気になる金額も、大きく幅があるんです
一度手にすれば、ずっと愛着をもって使う「シザーズ」
自分にとって最高の相棒を見つけてみてはいかが!?
高崎ビューティモード専門学校 美の伝道師 タカビ